A氏、B氏、C氏の3人が(なぜか)銃で「決闘」をすることになりました。銃の命中率はA氏が100発100中、B氏は60%、C氏はタッタ30%の腕前。公平のため一番ヘタなC氏から最初に発砲することになりました。さてC氏は誰を狙うべきでしょうか?

・仮にB氏を倒したとする。すると次はA氏に100%撃たれる
・A氏を倒したとしても、次はB氏に60%の確率で撃たれる
・つまり、どちらを倒しても、次に撃たれる可能性大!

C氏が生き残る可能性が一番高い方法は、実は最初の一発を「空に向かって」撃つことなのです!

すると、次のB氏は必ず(より危険な)A氏を狙うでしょう。A氏が倒れたら、次はC氏の番だから30%の確率で残るB氏を倒すことができます
もしB氏がA氏を狙って外せば、次はA氏が100%確実に(より危険な)B氏を倒すでしょう。すると次の番のC氏は、残るA氏を30%の確率で倒すことができます!

これは「囚人のジレンマ」等と並ぶ有名な「ゲーム理論」の一種です。いずれにせよこの「空撃ち戦略」により、一番腕の悪いC氏が一番生き残る確率が高い・・・という意外な結果になります。面白いでしょう?

世の中、案外とこのように常識(?)のとおりには行かず、少し機転を利かせればひょんな「裏道」が見つかるものです。こういう頭の使い方が、本当の意味での「知恵」ではないかと思います