いわゆる「レゴ好き」には2種類のタイプがいるように思います。まずはロボットで言えば「ガンダム」のような外観のカッコ良さを重視するタイプ。もう一方は外観よりも原理や構造に着目するタイプ

生徒達の作品作りの手順を見ていると、どちらのタイプかが良く分かります。例えばモーターで動くクルマの課題。前者は最初にカッコいい外観から作り始め、後からモーターを取り付けようとして四苦八苦。結局、変な所からモーターが飛び出たような不格好なモノになってしまいます。後者の方はまずモーターの配置から考えて、基本的なメカが出来た後でそれを隠すように外観を整えるので、結果的には美しい作品に仕上がります

私は元T社のエンジン屋なのですが、自動車開発では伝統的にエンジン部門が威張っており、エンジンが「主機」、電子系は「補機」と呼ばれていました。あらゆる部品の中でエンジンが一番複雑高価かつ大きく嵩張るので、どうしても(レゴ同様)「エンジン」を中心に設計しなければならないからです

ところが最近急速にHV/EVが普及し、近い将来エンジン車は絶滅するのではないか?という気さえします(汗)。元エンジン屋としては寂しいものがありますが、これも時代の流れでしょう。これからはエンジンの縛りから解放された(デザイン優先の)クルマの時代なのかもしれません