最近は人工知能(AI)が花盛りです。何でもアメリカでは犯罪予測にAIが活用され、過去の膨大なデータからAIが次に犯罪が起きる地域と時期を予測し、警官がそこにパトロールに行くとかなりの確度で実際に犯罪が起きるそうです。このような技術は企業のマーケティングはもとより医療(腫瘍発見)、天文学(系外惑星発見)、或いは流しのタクシー(客発見)等々、様々な分野で活用され始めています

これらのいわゆる「ビッグデータ」に基づくAIの特徴は「結果」だけが知らされ、なぜそうなるのか?つまり因果関係についてはブラックボックスであることです。「なぜか理由は分からないが、この日この時間この場所でこうなる」とAIが予測し、実際にその通りになるそうです。人間には分からないが、AIはすべて「知っている」という訳でしょうか!?

すわ!神か悪魔か!?シンギュラリティか!!…とセンセーショナルに語られることが多く、先日亡くなったスティーブン・ホーキング博士は「人工知能の発明は人類史上最大の出来事だった。だが同時に『最後』の出来事になってしまう可能性もある」と、何とも不気味な予言をしています

しかし・・・実際のビッグデータ解析とは、単純計算を延々と繰り返す「力技」に過ぎず、人間が気付かないようなわずかな相関関係をあぶり出しているだけ…と言えます。コンピュータなんて所詮は”1+1″を超高速でこなすだけの機械です。いつの時代も世界を変えるのは技術そのものではなく、それを活用(悪用)する人間の方です

メディアが騒ぐように「AIに仕事を奪われる!」と心配する方も多いでしょう。しかし、新技術はむしろ市場や雇用を大幅に拡大することは歴史が繰り返し証明してきました(馬車の御者が失業→自動車工場の大量雇用を生んだように)。新技術恐れるに足らず!ワクワクしながら新時代を楽しみに過ごしましょう!