「ムーアの法則」をご存知でしょうか?これはインテル社の共同創業者ゴードン・ムーアが1965年に提唱したもので、「コンピュータの性能(集積度)は18ヶ月毎に2倍になる」というものです。この説によると5年で約10倍、10年で約100倍、20年で1万倍を超えます。昨今の技術の進化はこの法則を裏付けてきました

コンピュータ(CPU)の性能向上は、主に回路の密度(配線の細かさ)によるものです。私が今これを書いているのはインテルCore 2 Duoという数年前のCPUですが、配線幅(プロセスルール)が「従来の”65nm”から”45nm”に進化した」当時最新鋭のCPUでした(髪の毛の幅に2000本の配線)。それが今では10nm、2020年には5nm・・・更には2nmとか囁かれています

ところが、2nm幅ともなると、まさに原子レベル(20個程度)という細かさになり、「量子力学」の不確定性原理(トンネル効果等)の影響が無視できなくなります!よって従来型のシリコン半導体は限界が近いと予想されていますが、その一方でチップを三次元構造にしたり、或いはナノカーボンや光を利用する全く新しい技術の研究開発も進んでいるようです

こういう技術の普及で、これからはあらゆるもの(コンタクトレンズとか!?)にCPUが内蔵され、コンピュータやインターネットの存在自体が希薄化するでしょう。このようにハードウェアは凄まじい勢いで進化してきましたが、一方のソフトウァア(プログラム)は人間が地道にひとつひとつコーディングする作業(人海戦術)が必要なため、比較的ゆっくりとした進化です

これからのクリエイティブクラス人材にソフトウェア技術は不可欠…とは文科省に言われるまでもなく自明です。「学校で必修に…」とかの消極的理由でなく、レゴでもゲーム(マイクラとか)でも「楽しく」プログラミングに親しむことはとても有意義と思います