今年の夏は15年ぶりの「火星大接近」だそうです。最接近は7月31日ですが、今(7月3日現在)でも南の空に(肉眼でもはっきり分かる)赤く輝く星を見つけることができます。

火星は地球のひとつ外側を回る太陽系第4惑星…なんてことは今では小学生(幼稚園児?)でも知ってますよね。太古から肉眼で見える惑星(金火木土)の存在は知られていましたが、特に火星の奇妙な動き(だから惑星=惑う星…と呼ばれるのです)は長年の謎でした。それも、つい400年ほど前まで

今回の大接近時も、南西から南東方向へ進んできた火星が、7月に入ると一旦停止→逆行し、9月からまた元の方向へ動き出す…という動きを見せます。これを説明するためにいろいろ複雑怪奇な「理論」が考案提唱されましたが、最終的には(皆さんご存知の)コペルニクス・ガリレオ・ケプラーらによる極めてシンプルな(地動説ベースの)説明に決着しました(要するに地球が火星を「追い越す」時に逆行して見える)

物理学者や数学者はよく、物事の真偽を決めるのはその「美しさ」だと言います。確かに地動説は美しいし、有名なのはあの「E=mc^2」でしょう。まさに「シンプルイズベスト」。これはレゴ作品にも言えることで、例えば(機能が同じなら)ギアの数は少ないほど良いのです(伝達効率・重量低減・メンテナンス性、等々の理由)

よく小さい子はゴテゴテとギアや特殊パーツを並べて悦に入っていますが、経験と共にだんだん洗練されてくると、最少のパーツで最大の機能を実現する面白さが分かってきます。ぜひお子さんの作品を評価する際にも、見た目のデコレーション(=ハッタリ)に惑わされず、シンプルな機能美にも目を向けてみて下さい!